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編集者からお詫び: この記事は、昨年度載せるべき記事でありましたが、手違いにより、掲載漏れとなってしまいました。つきましては一部、情報やデータ等が古い部分もありますが、ご了承下さい。 |
社会交通工学科2年 山田 涼雅 |
![]() ・「ムーンライトえちご」とは? 「ムーンライトえちご」は、新宿駅と新潟駅の間を結ぶ夜行快速列車である。近年は、夜行バスとの競争で運賃が安い夜行バスに乗客を取られ、夜行列車は引退が目立つ。しかし、この「ムーンライトえちご」は今でも満席になるほどの人気を誇っている。停車駅と時刻は図−1の通りである。 ※2009年現在、この列車も利用客の低迷により、3月のダイヤ改正から臨時列車化された。 表−1 「ムーンライトえちご」の時刻表 (下り)
(上り)
高崎の駅は下りで26分停車し、長岡では16分停車する。上りでは新津で16分、長岡で23分停車するので、駅近所のコンビニに買い物に行くことも可能だ。高崎には駅コンコースにマクドナルドがあり、便利である。 この列車は、時刻表に記載されている駅以外に、客扱いはしないが、乗務員交代などで駅に停車する。いわゆる「運転停車」っていわれるものだ。運転停車する駅は、下りでは「前橋・水上・越後湯沢」となっている。 なお、この列車は終点新潟で4:54発の快速 村上行きと隣のホームから連絡するので、新潟以北にある村上・酒田方面に向かう人も乗車する。 ・使用車両 使用車両は新潟運輸区所属の485系である。 ![]() 新潟運輸区485系 主に昔から雷鳥などに使用されており、比較的古い車両だ。しかし、「ムーンライトえちご」専用車は最新式の座席に改造してあり、フリーストップのリクライニングに加え、座面スライド機能がついている。しかし別の面では、私の乗った車両ではエアコンの水漏れが発見された。やはり昔のL特急車両である。走行音は「ムーンライトながら」のように、うるさいことはないが、揺れがちょっと激しかった。 ・乗車時の注意点! 乗車するときの持ち物は、乗車券、指定券(グリーン車はグリーン指定券)、ここまでは普通だと思うが、飲み物(500mlぐらいのペットボトル程度)を用意したほうがいい。「ムーンライトえちご」では全区間で車内販売がない上に自動販売機が付いていない。特に、冬は空気が乾燥し、喉が渇きやすいので必須だ。もし買い忘れたなら、下りでは高崎、上りでは長岡で飲み物の購入を勧める。なぜなら、さっきのとおり20分弱停車時間がある上、次の停車駅まで2時間弱かかるからだ。それと携帯マクラ、アイマスクを持参することを勧める。 携帯電話はマナーモードに切り替えて通話は必ずデッキで。時間は深夜帯、ほとんどの人が寝ているので、そのような場所で、大声で通話されたり着信音が鳴ったりすると非常に迷惑だ。あとアラームも鳴らさないように。 次に途中駅で降りる人の注意点。「ムーンライトえちご」では、大宮〜長岡間で緊急時以外の車内放送を中止しているので、高崎で降りる人は寝過ごさないように注意が必要だ。 |
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